専門看護師
特定の専門看護分野について高度な知識と技術を持つことを証明する資格です。専門看護分野の中にはがん看護があり、資格を取得することでがん看護のスペシャリストであることを証明できます。専門看護師の認定審査を申請するためにはいくつかの条件をクリアしなければなりません。まず、看護系大学院で修士課程を修了し、その上で実務経験を5年以上、かつ該当分野での実務経験を3年以上積む必要があります。条件をクリアした上で認定審査に合格すると、資格を取得できます。
認定看護師
特定の認定看護分野について高水準の看護を実践する能力があることを証明する資格です。認定看護分野の中にはがん放射線療法看護、がん薬物療法看護、緩和ケア、乳がん看護などがあり、がんセンターでの仕事に活かせる知識を学べます。認定審査を申請するためには実務経験5年以上、かつ該当分野での実務経験を3年以上積み、認定看護師教育機関を修了する必要があります。その上で、認定審査に合格することで資格を取得できます。
臨床心理士
心の問題にアプローチする心理学の専門資格であり、この資格があれば不安を抱えている患者やそのご家族が持つ問題の解消に向けた取り組みができます。また、がん看護をする上で欠かせない多種多様な価値観の尊重を学べる点もメリットです。日本臨床心理士資格認定協会が認可する教育機関を修了し、資格審査に合格することで資格を取得できます。
医療リンパドレナージセラピスト
がん患者に生じるリンパ浮腫への対応技術を学べる資格です。この資格があれば、医師の診断と指示を受けた上で複合的理学療法を用いたリンパ浮腫への施術や患者への指導ができるようになります。医療リンパドレナージセラピストを取得するためには、日本医療リンパドレナージ協会が定める講習会に参加し、修了試験に合格しなければなりません。以下に、日本医療リンパドレナージ協会の公式サイトを紹介するので、興味のある人は参考にしてください。
認定CRC
臨床研究を行う現場において、各調整や症例データの管理などを行う際に必要な資格です。がんセンターでは臨床研究を積極的に実施しており、認定CRCの資格を大いに活かせます。認定CRCを取得するためには、前段階にあるジュニアCRCを取得し、実務経験を3年以上積む必要があります。また、症例の提出や指定学術集会への参加も求められます。詳しい内容については、以下の公式サイトを確認してください。