がんセンターで働いてがん看護を極める!

原因を知ってがんセンターでの仕事に活かそう

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がんを招く原因

がんを招く原因

がんを招く原因を紹介します。特に注意が必要なのは生活習慣で、乱れた生活習慣はがんを引き起こす原因になります。

喫煙

喫煙

がんを招く生活習慣の中でも特に影響が大きく注意が必要なのは喫煙です。タバコを吸うと肺がんや口腔がん、咽頭がん、食道がん、胃がんなどのリスクが大幅に高くなります。事実、男性の約30%、女性の約5%が喫煙に関与してがんを発症しているというデータがあります。本人が喫煙者でなくても、周囲の喫煙による副流煙を受動喫煙することによりリスクが高まります。

多量の飲酒

多量の飲酒

飲酒は口腔がんや咽頭がん、喉頭がん、食道がんなどのリスクを高める恐れがあります。喫煙と飲酒どちらもした場合、相互作用により発症リスクはさらに高くなります。特に注意が必要なのは、若い頃はアルコールに弱く年齢を重ねるごとに飲酒量が増えた人や、少量の飲酒でも顔が赤くなる人です。

食生活の乱れ

食生活の乱れ

食生活の乱れにも注意が必要です。牛や豚などの赤肉や加工肉は大腸がんのリスクが高まります。野菜不足や果物不足は食道がんや胃がんのリスクを高め、塩分の過剰摂取は胃がんのリスクを高めます。

運動不足

運動不足

運動不足は結腸がんや乳がん、子宮がんのリスクを高めます。運動をすれば肥満を解消できるだけでなく、インスリンの働きが改善して免疫機能も向上します。運動で身体を強くすることで、がんを予防できます。

肥満・痩せ過ぎ

肥満・痩せ過ぎ

肥満は食道がんや膵臓がん、肝臓がん、大腸がんなどのリスクを高めます。他の項目とは違い、確実にリスクが高くなることが判明しているので注意が必要です。また、痩せ過ぎもよくありません。栄養不足に陥りがんのリスクが高まります。

生活習慣以外の原因も

生活習慣以外の原因も

上述の通り、がんの発症には生活習慣が大きく関与しています。しかし、それ以外にも原因は考えられます。まず、加齢や遺伝的要因なども原因の1つで、これに関しては避けられるものではありません。その他に、日本人に多い原因として細菌やウイルスによる感染があります。肝臓がんの場合、肝炎ウイルスの感染が最も大きい原因と考えられます。胃がんでは、胃壁にあるピロリ菌ががんの発症に関与しています。子宮がんの場合、ヒトパピローマウイルスというウイルスが原因となります。白血病では、ヒトT細胞白血病ウイルス1型と呼ばれるウイルスが発症の原因となるケースも少なくありません。
こういった感染によるがんの場合、ウイルスや細菌を除去する治療やワクチン接種、感染予防などの対策が必要です。ウイルスによるがんについては、地域の保健所や医療機関で検査を受けられます。

スキルアップを目指している看護師におすすめ